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ロシアのサービス業PMIは51.3を維持 緩やかな拡大続く

11月4日時点で最新のサービス業調査は9月分。総合指数も小幅な拡大にとどまる。

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オフィスロビーに隣接するカフェで接客する従業員のイメージ。
オフィスロビーに隣接するカフェで接客する従業員のイメージ Russia Economy

ロシアのサービス業は2026年9月、2カ月連続で緩やかに拡大し、S&P Globalの事業活動指数は51.3で変わらなかった。10月5日公表の調査をbne IntelliNewsとTrading Economicsが報じ、活動拡大と慎重な雇用姿勢の併存を示した。

11月4日時点では9月分が最新の公表結果で、10月サービス業調査は11月5日予定だった。10月製造業の結果は既に出ているが、同月のサービス業の数字として使うことはできない。

新規受注が活動を支えた

9月のサービス指数は拡大と縮小を分ける50を上回った。指数が横ばいでも活動が横ばいという意味ではなく、8月とおおむね同じ緩やかな拡大ペースを示す。

bne IntelliNewsによる調査報道では新規受注の伸びが強まり、企業は需要と販促を活動増加の要因に挙げた。ただし新規事業の改善は過去の調査平均と比べて限定的だった。回答企業の説明は標本の経験を示し、サービス経済全体の変化の原因を立証するものではない。

51.3は指数水準であり、サービス生産が1.3%または51.3%増えたことを意味しない。S&P GlobalのPMI構成要素の解説は、総合的な数字と個別指標を併せて読む理由を説明している。

雇用は慎重で、コストはなお上昇

Trading Economicsによれば、雇用は8カ月連続で減少した。ただし減少ペースは弱まり、自主退職者を補充しない企業が多かった。活動の増加が標本全体の採用回復に直結したわけではない。

既存の能力で追加受注を処理できるなら、この組み合わせは起こり得る。全国の人手不足が解消した証拠にはならない。人員変化の調査と全国失業率は違う概念であり、労働市場ガイドでその差を説明している。

投入コストと販売価格はいずれも上昇を続けたが、伸びは鈍った。コスト上昇率は2026年で最も低く、販売価格の上昇率は3カ月ぶりの低水準。上昇が遅くなっても、企業の請求額や顧客価格が下がったわけではない。

両報道では企業信頼感が8月より低下した。足元の活動が増えても、将来の成長への自信は弱まることがある。現在の生産、人員、期待は別々の信号として読む必要がある。

総合指数が示すのはわずかな拡大

bne IntelliNewsによると、総合生産指数は8月50.6から9月50.8へ上昇した。サービスと製造業の生産情報を組み合わせ、対象業種の民間活動が小幅に増えたことを示す。

総合指数はサービス業の主要指数と製造業の主要PMIの単純平均ではない。製造業の主要PMIには生産以外も含まれる。その2つだけで計算すれば、異なる誤解を招く数字になる。

本稿は10月製造業PMIの記事とも区別される。そちらは工場とより新しい観測月を扱う。比較は参考になるが、9月サービスと10月製造業を同時期の10月総合指数に変えることはできない。

次のサービス業発表で分かること

10月調査は拡大が継続、加速、反転したかを示す。締め切り時点では10月の主要指数、構成指標、総合値を本稿に記載していない。カレンダーの「前回値」は新しい結果ではない。

9月の原調査リリースは直接取得できず、結果はS&P Global調査を扱った報道に帰属させている。方向や相対速度しか確認できない構成指標に、具体的な値を補っていない。外部アナリストの発言も創作していない。

確認できるのは、雇用抑制とコスト圧力を伴う緩やかなサービス業回復である。速報性のある企業信号ではあるが、公式サービス生産やGDPの変化幅は対応する統計を待つ必要がある。