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ロシア鉄道の10月貨物積載量は1.4%減、輸送距離の伸びでトンキロは増加
積載量は9560万トンに減った一方、貨物輸送量はトンキロベースで2.5%増えた。経路変更が二つの指標の違いを生んでいる。
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ロシア鉄道RZDの2026年10月の貨物積載量は9560万トンとなり、前年同月比で1.4%減少した。インタファクスが11月2日、同社の数値を報じた。一方、運賃計算上の貨物輸送量は2.5%増の2183億トンキロだった。
二つの指標は測っている対象が異なる。積載量は貨物の重量、トンキロは重量に輸送距離を加味した指標だ。RZDは貨物流動の経路変更と輸送距離の拡大を差の理由に挙げ、積載量の減少は外部要因によると説明した。
重量は減っても輸送の仕事量は増える
10月の統計は、やや少ない重量の貨物を、合計ではより長い距離にわたって運んだことを示す。商品需要や鉄道収入が同じ2.5%増えたことを意味するものではない。
空車の走行を含む輸送量は0.5%増の2656億トンキロにとどまった。この別の指標には、積載貨物の輸送だけでなく空の貨車を配置し直す動きも含まれる。運賃計算上の貨物トンキロと区別することで、すべての走行を商品の運搬とみなす誤りを避けられる。
インタファクスの11月2日付報道は数値と会社側の説明を掲載しているが、個々の経路が変化にどの程度寄与したかは示していない。
10月は金属関連貨物が改善
工業関連の複数の品目では前年同月比の増加が目立った。鉄鋼などの鉄系金属は8.7%、非鉄金属鉱石は9.8%、コークスは21.1%、金属スクラップは22.5%増加した。セメントは9%、化学品は9.4%増えた。
それでも積載量全体は前年10月を下回った。すべての品目が一様に悪化したのではなく、貨物市場の中で動きが分かれている。
比較する期間にも注意が必要だ。鉄系金属は10月に8.7%増えたが、1月から10月の累計では7%減だった。単月の改善だけでは累積の落ち込みは消えない。ロシア産業の解説では、産業分野ごとの動きが異なる背景を説明している。
石油と穀物で累計の動きに差
1月から10月の総積載量は0.8%減の9億2000万トン。石炭は1.6%増の2億7300万トンだったが、石油・石油製品は7.9%減の1億5050万トンだった。
穀物は34.7%増の2740万トンとなり、下支えする品目になった。建設資材は3.4%減の8200万トン、化学・鉱物肥料は1.7%減の5750万トンだった。
これらは鉄道網上の輸送統計であり、国内生産量や税関の輸出量とは置き換えられない。例えば鉄道で運ばれた穀物を、すべて国外向け輸出と数えることはできない。主要輸出品の概説は、より広い商品構成を示している。
10カ月でも同じ傾向
1月から10月の運賃計算上の貨物輸送量は1.1%増の2兆863億トンキロ。空車走行を含む指標は2兆5612億トンキロで、前年同期と同水準だった。
10月も、積載重量が小幅に減る一方で距離を加味した輸送仕事量は増えるという傾向が続いた。配送を計画する企業にとって重要なのは貨物の構成と輸送地域の変化である。統計は輸送距離の拡大を示すが、個別路線の配送時間や輸送費の予測までは提供していない。


